ボチボチ・blog

気ままに 気まぐれに ボチボチ・・・

読み終わり〜

本の話。

「自立する子の育て方」

 工藤勇一   青砥瑞人

 

子供に限らず、人と関わる上で

ナルホドと面白い内容が盛りだくさんでした。

 

現在がどんな状況下であっても、

自分の人生と正面から向き合いつつ、

日々成長をし続けるタイプの人間と

面倒なことは世の中や周囲のせいにして

無知、無神経、無責任の垂れ流し状態に

麻痺してしいるような生き方のタイプの人と

さまざまなタイプが入り乱れる昨今で、

より逞しく自分らしさを貫く素質は

本当に貴重な宝物のように感じます。

大人でも難しいのに子供は尚更のような気がします。

 

かつて、甥っ子が小さかった頃、

お供で公園に行った時、近くで遊んでいた

同じく小さい小学校にも上がる前くらい?

の女の子が私にふと話しかけてきました。

 

「私は走るのが遅いの。家族みんなそうだから

 私も遅いって言ってた」

 

すっかり諦めモードをいうか、悟りモードというか

なんだか子供らしからぬ言動に寂しい気がしたので

 

「そんなことないよ〜

 頑張れば誰でも早くなるんだよ〜」

 

と、やや無責任か?と思いつつも

思わず言ってしまった直後、女の子の目が

キラリ☆と輝き「そうなの〜!!?」

と嬉しそうにママらしき方の所へ走って行きました。

どちらの言葉を信じるかは女の子次第ですが

これから幼稚園や小学校での運動会などを

経験する前からの諦めモードは

今後の人生に何かしらの影響が出てくるのでは?

などと思ったことがあったのを思い出しました。

 

この世にパーフェクトで完璧な人間は

なかなかいないと思うし

そのような状況もなかなかないかとは思いますが

より良い方向に向き続ける事の大切さは

その難しさもしっかり受け止めつつ

常に頭の片隅に置いておきたいかな、

などと思ったりする今日この頃。

 

難しさと可能性の広がりを感じつつ

期待や希望がちょっとだけ見え隠れするような

素敵な一冊だったような気がします☆