ボチボチ・blog

気ままに 気まぐれに ボチボチ・・・

げるはるとりひたー

昨日に引き続き、偶然にもドイツの方登場。

 

ゲルハルト・リヒター展』

東京国立近代美術館(〜10/2)

(この後、豊田市美術館に巡回するそうです)

 

ひっさしぶりの美術館へ。

ゲルハルトさんの展覧会。。。

確か、かなり前に千葉県の川村美術館?

あたりで観た記憶あり。

調べるのはめんどくさいから正確には分からないけど

10年ぶりくらい?などと思っていたら。。。

 

フと目にしたパンフレットには

なんと日本での開催は

16年ぶりだって書いてあるし。

そして、東京では初めてだとの記載も。

 

あれから16年って。。。

かなりビックリ(・ω・)

「光陰矢の如し」のフレーズが

久しぶりに頭のど真ん中をよぎったかも。

年齢のせいなのか、美術に対する耐性ができたのか

何が原因か定かではないけど

以前のような鮮度や感激や刺激を感じることはなく

でもジワりと面白く鑑賞。

 

美術展によって来館者の層がホント違うのが面白い。

個性あり気味のお洋服に身を纏った方が多め。

特に若い男性が多いかも。

一眼レフらしきカメラやスマホのシャッター音が

パシャパシャ聞こえるのも、ここ最近の

美術館あるある。

 

個人的には撮影中の方に配慮して

動かなければならなかったり、

不意に背後から音がしたりすると

集中力が削ぎ落とされるような気がして

どーも表面的な鑑賞しかできないので

あまり好きではない。

作品がエンターテイメントのための

小道具化しているような感覚になるような?

 

それらを後でゆっくり鑑賞するにしても、

カメラのレンズ越しでは

実際に絵の前で体感する

繊細で大胆な感覚はないような?

一味足りない感じがするような。

鑑賞の仕方も多様化していると言うことで。

 

昔、ニューヨークの近代美術館で、

撮影は大丈夫だけどフラッシュはダメなのに

一緒に行った友人が不意にフラッシュをたいて

撮影した後、瞬時にカメラをカバンにしまった。

当然、学芸員の方が反応してこちらに振り向き

まるでカメラを持っていた私がフラッシュを

たいたかのように睨まれて

怖い顔で「Miss!! 」って。

私じゃないのに、と友人の顔を見たら半笑い。

酷すぎる!(笑)

 

それにしても、今はMissなんて呼び方も

しなくなってるよねきっと。

などなど美術館一つでも

時代の大きな動きを感じてしまう。

 

生誕90年、画業60年のゲルハルトさん。

昔の作品は何も変わらない佇まいだけど

私以上に時代の大きな変化を感じているに違いない。

 

この手のアート作品たちは時代背景も

大いに関わってくるような気がするから、

今この時代に昔の作品を前回と同じような感覚で

見ることができないのも仕方がないのかもしれない。

それでもやっぱり見応えのような何かを感じる

ゲルハルト・リヒターの作品たち。

 

北の丸公園内はセミの大合唱♪

THE 夏、といった日にはじっと無駄に動かず

ずっと家にいたいはずなのに、

少しだけどフラフラ公園内を歩いたり

美術館まで足を運んだり、私スゴすぎるかも。

いや、私がすごいのではなく

作品からパワーチャージされたのかも。

夜は当然のごとく爆睡状態(笑)

やっぱり美術館は大好き♪