ジワっと凄い実力の持ち主だった。
個人的に、日常生活の中で
「あ、麹がないから買わなきゃ」
とはならないような人生を歩んできており、
周囲を見回しても同じような人の方が多いような気がする。
しかし、今年の春ころ人生初のお味噌作りに
チャレンジしてみた際、米麹、麦麹、玄米麹など
麹たちを扱わざるを得ない事態となり
”カビの生えたような硬くなったお米”(失礼すぎる 笑)
のような何者なのかつかみどころのない物を
実際に使ってみたところ、やはり昔ながらの
色々な食材とコラボレーションを完璧にこなす
凄いヤツ、という結論に達した。
余った麹はどうしよう、と調べていたら
玉ねぎ麹なる物をしり、作ってみたら
美味しい〜♪
ちょっと調べればレシピはたくさん出てくるので
こちらでは割愛しますが、簡単に材料だけ。
・玉ねぎ
・麹
・塩
以上3点。分量は厳密じゃなくても
結構適当で大丈夫っぽい。
そのかわり味が作るたびに違うけど(笑)
そして、玉ねぎはすりおろすバージョンもあるが
みじん切りの食感が残る感じが個人的には好きかも。
で、話は少し変わって
最近、米粉を使ってクレープのような
薄いシート状の代物にどうにかできないかと奮闘中。
ライスペーパーのような、
南仏の蕎麦粉のクレープのような、
とまでは言わないが、何かを包んで食べられるような
薄いシート状が意外と難しい。
あの薄い感じ、多少の弾力、過程がめんどくさくない
などなど、なかなか満足のいく状態にならない。
焼きすぎるとお煎餅みたな香ばしい味になるけど
口の中を怪我しそうなハードな感じになるし
パンケーキとまではいかないけど
もっちりした感じになるのもちょっとイメージと違う。
そんな中、これらの米粉を丸く焼いたヤツに
玉ねぎ麹を塗る、というか挟む、というか
乗せる、というか、とにかく一緒に食べてみたら
何だかとてもシンプルで素朴な味にはまってしまった。
お米の香ばしい風味が微かにするシートに
玉ねぎと麹の自然な優しい甘味と塩加減が
とても美味しかった♪
米粉のクレープがもう少し理想の状態になったら
生春巻きみたいに色々巻いて食べたいのだが
とりあえずは今の段階では”巻く”ができる状態では
ないので、玉ねぎ麹だけ、のつもりが
すっかいハマってしまった。
という話でした。
米麹といえば、甘酒くらいしか思い浮かばなかったけど
色々な食材をサポートしつつ、引き出しつつ
凄い役割を持ち合わせている存在
ということに気がついてしまった。
単体では地味な存在で手に取ろうとも思わなかった。
もしかしたら世の中にはこんなタイプの
人間もたくさんいるのかも?などと思うと
ちょっと楽しい気分になったりする本日の朝。
朝、なのに爽やかさを全く感じな〜ぃ
室内でも日焼けしそう。
いや実際に日に焼けているし。
週間予報を見るのが怖すぎる(笑)